日本の伝統的な着物、「振袖と袴の違い」を解説・深掘り!
こんにちは!
愛知県名古屋市名東区、あなたの街のきもの屋さん
「きもの和遊館 鈴木屋」の店長:鈴木です。
日中はまだまだ暑いですが、
朝夕はひんやりして、ようやく秋めいてきましたね。
きもの鈴木屋では
新学期が始まったせいか
卒業式袴の問合せや下見の学生さんが
増えています。
今回は、
振袖と袴の違いについて
ご紹介していきます。
振袖とは?
振袖とは、身頃と袖との縫い付け部分を少なくして
『振り』を作った袖をもつ着物のことです。
振袖は、現代では未婚女性の第一礼装(最も格の高い着物)とされています。
他の着物より豪華で華やかなデザインが特長です。
主に成人式で着る方が多いですが、結婚式やパーティー、結納など
お祝い事で着ていただけます。
振袖の種類
振袖にも袖丈の長さによって3種類あります。
袖丈が長いほど格調が高いとされていています。
大振袖
袖丈が108㎝以上のものを大振袖といいます。
大振袖は最も格式が高く、自分の結婚式のお色直しで着るような
袂がくるぶしまであるようなものです。
豪華なデザインや贅沢な刺繍がふんだんに使われているのが特長です。
主に格式の高い祝賀会や結婚式で花嫁さんが着用されます。
中振袖
袖丈が100㎝前後のものを中振袖といいます。
中振袖は大振袖よりフォーマル度ではやや下がりますが、
袖丈はくるぶしからふくらはぎ位の長さはあります。
成人式で振袖というとほとんどがこの中振袖のことを指します。
主に成人式や結婚式に招待されたときに着用され、お祝い事にふさわしい
豪華な若い女性らしさを引き立てるデザインが多いです。
小振袖
袖丈が75㎝前後のものを小振袖といいます。
袖の長さがだいたい腰あたりで、長さが2尺位のため2尺袖ともいわれています。
小振袖は振袖のなかでは最もカジュアルな着物になります。
デザインもシンプルなものが多いため、カジュアルなお祝い事や
卒業式の袴の上の着物として着用されます。
袴とは?
袴でイメージするのは、男性が成人式や結婚式で着用しているところ、
女性が卒業式に着ているところではないでしょうか。
袴は日本の伝統的な着物文化の一部であり、特別な行事や祭りの際に着用されることがあります。
帯は振袖の時とは違い、幅が狭い半巾帯が一般的です。
卒業式に着用されることが多いのは、学生さんにとって卒業式は人生の節目であり、
格式ある式典のため、日本文化の伝統に根ざした特別な日を祝福し
記念の日にするためと言われています。
袴の種類
現代の日本において着られることが多い袴は
馬乗り袴と行灯袴の2種類に大きく分けられます。
馬乗り袴
馬乗り袴の大きな特徴の一つが、ズボンやキュロットのように二股に割れた構造をしている点です。
この二股に割れた部分は「中仕切り」と呼ばれ、馬に乗りやすいよう設計されたと考えられています。
股部分が割れていることにより足を捌きやすいため、運動時に身体を動かしやすく便利なメリットがあります。
事実、剣道や合気道といったスポーツや、巫女の方が礼装として着用する場面などを見ることも多いでしょう。
行灯袴(あんどんばかま)
行灯袴とは、馬乗り袴のような中仕切りがない、ロングスカートのような筒状の構造になっている袴のことです。
明治時代に華族の女学校で女学生向け制服として登場したのが始まりだそうです。
現代の日本において行灯袴は、大学生の卒業式や成人式などに女子が着用する華やかな礼装として用いられることが多いでしょう。
卒業式の際はほとんどがこの行灯袴を着用しています。
卒業式の袴に合わせる振袖
袴に合わせる着物には、特に決まりごとはないという見解が多くをしめますが、
未婚女性の第一礼装である振袖と袴を合わせることは、
その由来や経緯からみてもふさわしい組み合わせといえるのではないでしょうか。
袖丈が長いぶん柄の入った面積が多く、豪華な印象になる中振袖も、
コンパクト袖が軽やかで、若々しく可愛らしい印象になる小振袖も
どちらを合わせても素敵な袴姿になることは間違いありません。
成人式で着た振袖(中振袖)を合わせる場合、
豪華な柄が多く華やかな印象になるというメリットがある一方で、
袖が長くて重いため動きづらかったり、身丈が長くて着付けが難しかったりと、
いうこともあります。
小振袖(二尺袖)を合わせた場合、
カジュアルな着物が多いので、かわいらしい印象を与えるデザインが多くなってます。
若々しい雰囲気に仕上げたかったり、卒業式での動きやすさを優先したい場合は、
小振袖(二尺袖)を合わせるのがおすすめです。
今ではこちらが卒業式の定番、主流となっています。
振袖と袴の違い、いかがでしたでしょうか。
振袖も袴も日本の伝統文化を代表する衣裳ではありますが、
なんとなく「成人式だから」、「卒業式だから」と
着ていることが多いと思います。
意味や違いがわかると、他にも着る場面がたくさんあり、
行事によって使い分けることもできるのでより楽しめると思いますよ。
ぜひたくさん振袖を着る機会をつくって、日本の伝統文化に触れて下さい!
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